ようこそ、ディンクへ！

社長の礒部です。

昨年、60代、40代の社員が立て続けに当社を去り、残ったメンバーで必死に頑張ってきましたが、3月、4月に待望の若手社員が入社してきました！

3月は20代の社員、4月は10代の社員が2名、20代の社員が1名、合計4名の入社です。

とんでもなく平均年齢が下がります・・・。

ほぼ、私にとっては息子や娘みたいなもんです。

今いる社員ももちろんそうなんですが、いいところも足りないところも、得意なことも苦手なことも、それぞれにあるはずなので、人生の先輩、社会人の先輩としてそこをしっかり見て、適材適所に配置して行きたいと思います。そしてみんながきちんと助け合える、活かし合える、そんな会社にしていきたい！

ダイバーシティ、と言う言葉を聞いたことがあるでしょうか。直訳すると「多様性」ですね。今までのディンクは、良くも悪くもダイバーシティとはほど遠い、「昔ながらの」「アットホームな」会社でした。言い換えれば、長年勤めている人がいて、距離が近く、経営陣が一族で占められていて、あうんの呼吸で全てがなんとなくうまく回っている、そんな会社でした。でも、その良さを捨ててでも、ダイバーシティ経営を目指したい、と思っています。ちょうどブログを書くために、ダイバーシティをいろんな角度からネット検索してみました。ダイバーシティ＆インクルージョン。まさに私が求めていたことがとてもシンプルな言葉にまとめられていました。直訳では多様性と受容です。多様性を受け入れて、相手の考え方や価値観を認めながら、共に成長できる組織です。多様性、ダイバーシティという言葉からは、外国人や宗教などの大きな違いを連想しがちですが、小さな規模の会社では、実はもっと身近なところでダイバーシティのない会社がほとんどです。かつてのディンクもそうでした。

社員は男性がほとんどで、社長はおっちゃん。ちょっとだけいる女性社員は事務職。結婚したら女性は家庭に入り、仕事は辞める。工事現場に出るのは男性で、電話対応、お茶入れは女性の仕事。そんな会社でした。でも今は変わってきました。現場仕事を女性がする、家庭と仕事を両立するために時短のママさん社員が働ける、男性社員が経理業務をする、お茶を入れる、少しずつ少しずつ、みんなの意識も変わってきました。そしてこの春、10代の社員やインドネシアからの留学生が入社してくることで、さらにその多様性は広がります。

さて、私がダイバーシティ＆インクルージョンを実現するために大切なこととして考えるのが、高度なコミュニケーションです。高度、というのは感情的にならない、シンプルでいて必要なことがきちんと伝えられる、そういうコミュニケーションです。今までのダイバーシティではない会社では言葉にする必要もない、あるいは「言わなくても分るんじゃないん？」と思うことでも、きちんと言葉にして、お互いに理解した上で業務へ反映させる必要が出てきます。相手に求めることがあるのであれば、「何でしてくれない？」と憤るのではなく「●●してほしいです」を伝えないといけないし、誰かが我慢して仕方なく丸く収めるのではなく、それぞれの立場で言葉を尽くしてお互いを理解した上で、解決策を、落としどころを探る必要があります。男女、年代、国籍、宗教、社内では部署、役職、役割、どれも本人の意思とは関係なくカテゴライズされるものであり、そのカテゴリーを持ってその人を判断するべきではないし、少なくともディンクという会社の小さな世界の中だけでも、カテゴリーによって反目するのではなく、お互いを尊重して助け合える関係性を築いていきたいと思います。世間でよくある営業と内勤の対立、現場と事務方の対立、男女の対立、性別による役割、そんなこともできるだけ少なくなるような組織にしていきたいと思います。そのためにも高度なコミュニケーションができる会社になるべく、みんなで努力していきましょう。

きっと言葉に出してみると、意外とうまくいったりするんじゃないかな、と楽観的に考えています。そのために、私も偏見を持たず、社員の言葉にきちんと耳を傾けられるように、日々努力したいと思います。

新入社員の皆さん！

ようこそディンクへ！！

人生の大半の時間を費やす仕事の時間をつまらない、面白くない、辛い時間だと思うのではなく、誰かと一緒に何かを成し遂げる時間だし、誰かのために自分の力を役立てられる時間だと思える社会人生活にしてほしいと思います。

仕事は、楽しいです。会社にあなたたちの存在意義を見いだしてほしいし、自分の居場所を見つけてほしい。もう一度言います。大変なときもあるけれど、仕事は楽しいですよ！ぜひ自分なりの楽しさを見つけてくださいね。

社長より。