ディンクは排水処理だけじゃない！？

社長の礒部です。

 

当社は社員の皆さんが、ブログをちゃんと書いてくれるので、常にホームページの情報が更新されていて、SEO対策もバッチリ！だそうです。

どうりで最近、ホームページからの問合せが増えてきたように思います。

任せっきりでは申し訳ないので、私も月に一度書こう！と思い立ち、先月から自分にノルマを課すことにしました。

先月はディンクの29回目のお誕生日があり、２回目の今月も無事にブログを書けそうなネタがあり、ホッとしています。

 

そのネタ、とは。

第７回事業再構築補助金事業に申請していた当社の事業計画を採択していただきました！

 

欲しい設備、効果的な情報発信、いまある資源の有効活用、やりたいことはいっぱいありました。

それを思いっきり申請書に込めました。

テクニックだとか書きようだとか、補助金の採択について色々とおっしゃる方はいらっしゃいますが、今までの補助金に関する申請書でそんな「テクニック」を使ったことはありません。（っていうか、採択テクニックなんて知りません）

いつも心がけているのは、

この会社をこういう方向に進めたい！

こんなところが当社の課題なんです！

お客様のニーズはこれ！

今はないサービスだけど、これやったらみんな喜ぶ！

ってことを分かりやすく伝えることだけです。

今回の事業再構築補助金を含め、いままでいくつかの補助金採択を受けてきていますが、選考者の方々がきちんと読んでくださっているんだー、と思います。

その証拠、と言ってはなんですが、ものづくり補助金を活用して立ち上げたRCS、おかげさまで利用者が増えてきていて、最近は排水処理ではお付き合いしていない全く新規のお客様からお問い合わせをいただくことも増えました。それだけニーズがあるということだと思いますし、潜在的なニーズを掘り起こせたのかな、とも思います。だって排水処理の担当者は、今までろ布をクリーニングに出すなんて考えたこともなかった人が大半だったみたいですから。もちろん、すでにそういうサービスを利用していらっしゃったお客様もいらっしゃったので、そこから新規事業のヒントをいただいたのですが、まだまだ日本国内でろ布専業のクリーニングやさんって少ないと思います。

 

では今回の事業再構築補助金採択に戻ります。

社内外の皆さんに事業計画の中身を少しご説明させていただきますね。

事業再構築、というからには新しい事業をどかーんと始めるイメージですが、当社の今回の事業再構築はそういう新規事業とは少し違っています。

今ある資源（社員や設備）をどう活かしていくか、というところに重点を置いた事業計画です。

 

■昨年にインキ事業から撤退したこともあり、工場ではスペースにゆとりがあります。

■ポリウレア塗装機も手に入れました。（これも、ものづくり補助金）→DIANO SHIELDのページをご覧ください。https://dink.co.jp/diano-shield/

■設備部に人が増えました。アフターメンテナンス、ポンプのオーバーホールなどの教育訓練も進めています。

 

・・・という現状を踏まえて、新たな展開として

★★★ DIANO SHIELD受託のために、塗装ブースを設置！★★★

• いくらでも塗装できまっせ！の状態を作ります。設備の一部品等をお預かりして大量に塗装できます。
• ★★★ 溶接機の設置と社員の溶接研修実施！★★★
• 溶接とポリウレア塗装を兼ね合わせることで、補修、保護、強化の能力をさらにレベルアップすることができます。
• ★★★ 集塵機付きグラインダー導入！★★★
• お客様のところでDIANO SHIELDによる補修をするときには、事前に塗装箇所のケレン、研磨が必要なんですが、これがまた大変で・・・。長年の汚れ、元の塗装、錆び部分などを削る必要があります。その際にどんなに養生しても、これらの粉塵が工場内に飛び散ってしまいます。それを少しでも減らすために、工具のバージョンアップを図ります。
• ★★★ なんと言っても認知度が低い！プロモーションするぞ！★★★
• 確かに段ボール業界では当社の認知度は上がり、排水処理はディンクさん、と言っていただけることもありますが、日本国内にある工場は段ボール工場だけではありません。DIANO SHIELD、RCSは段ボール工場に特化したサービスではないので、もっと知っていただきたい。そのために、新たな広告宣伝の方法を取り入れます。

 

以上が今回の事業計画です。

 

今ある資源をさらに強化して、今まで排水処理の枝葉のサービスとして展開していたものを事業の柱の一つに育て上げる、そういう事業計画になっています。

排水処理だけじゃない！

だけど、やっぱり排水処理に関わるお仕事です。

今回の事業計画で進める内容は、直接排水処理ではないけれど、排水処理に携わる人にとってのお困りごとを解決する、そういうサービスの充実だと思っています。

残念ながら、どの企業でも生産機に比べて排水処理にかける「お金」も「人」も「時間」も、とても少ないのが現状だと思います。

補修、メンテナンス、ろ布の洗浄などを外注することで、設備の延命、作業の効率化、働く人の環境改善につながると思うので、そういうことをやっている会社があるよ！というのはどんどんお伝えしていきたいですし、お困りごとを全部引き受けるためには、設備も人の教育も必要になります。そこを熱く語った申請書で、審査をしてくださる方々が「なるほど～」と思ってくださったのだと思っています。

 

これからもディンク株式会社は進化を続けます！

 

今年も一年、お客様、仕入れ先の皆様には大変お世話になりました。

少し早いかもしれませんが・・・皆様、よいお年をお迎えください。