当社のミッションとは

社長の礒部です。

今月も残すところわずかとなってきました。

まだ花粉症の方にはつらい時期が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

かくいう私も、花粉症のため、ティッシュが手放せません。

昔は桜もきれいだし、沈丁花のにおいも大好きだし、気温も過ごしやすくて春はとても好きな季節だったのですが、その春の良さを楽しむ余裕がなくなってきました。

そんな状態でも、現場仕事は待ってくれないので、今日もお客様のところで設置工事です。

 

さて、今月は新たに当社の経営理念の一つとして「ミッション」を定義したお話を。

 

当社の経営理念は

「人として育つための学びの場となり、仲間を最大限に活かす組織となる」

です。５年前に初めて経営計画を立てた時に、自分の中から見つけた、ディンクという会社をこういう会社にしたい！という想いが詰まった言葉です。

この言葉の意味や、なぜそう考えたのか、という話を始めると、とんでもなく長いブログになりそうなので、今回は割愛します。

この経営理念だけで５年間やってきたのですが、世の先輩経営者の方々のうちでも、尊敬するような経営者の方はたいてい「ミッション」とか「ビジョン」とか、会社の組織の在り方だけではなく、どのように社会にお役に立てるのか、あるいはどのように人々に影響を与えていくのか、ということも明文化しておられます。これが理念経営で、社員と仕事の方向性を合わせていくために必要なことなんだ、と思い知らされます。

実はずいぶん前から知ってはいたものの、何かと言い訳をしては、そこから逃げていました。

ちゃんとした経営理念があるからいいじゃん、とか、これでうちは精いっぱいだよね、とか、もしかしたら仕事の内容も変わるかもしれないし・・・

言い出したらキリがありません。

よく子供や社員にもいうヤツです。

できない理由なんて、探せばいくつでもある！

本当にそうです。

そして最近、うちの若い社員二人が、経営幹部向けのセミナーに参加して経営理念の話を聞いて帰ってきました。

「ディンクの経営理念の本当の意味は？」

「社長はどういうところからこの理念を掲げたんですか？」

「ところでこの理念はフィロソフィーですよね？わが社のミッションは？」

立て続けに経営理念について、たくさん質問されました。

そしてとうとう来ました、ミッションは何ですか？です。

きれいごとでミッションを語るならいくらでも語れます。

だって、排水処理の会社ですもの。例えば「世界の水を守る！」とか「ひとが汚した水をきれいにして自然に返す」とか。

でも、私の心からの言葉ではなくて、世間におもねっているだけだと思ったんです。

マーケティングの一つとしてとらえるならそれもいいかもしれませんが、理念経営を目指すのであれば、そんなきれいごとのミッションでは、社員の心には響かないのです。

 

たくさん考えました。

だって社会のために、なんて大それたことを考えて仕事してなかったんです。

でも一つ、自分の中に見つけました！

 

社会のため、というところよりも社員と一緒に、というところから広がったものです。

せっかくディンクに所属しているのであれば、個人ではできないことを会社のみんなで、会社の資金を使って実現したいと思ったんです。

例えば、利益を上げて競走馬を買う！とか、毎月１回トレーナーを呼んでみんなで筋トレする、とか、会社の壁でボルダリングするとか。

小さな夢を社員と実現することを目指したいと思っていたら・・・私たちが新商品として提供するRCSやDIANO SHIELDも、お客さんの小さな夢をかなえる商品じゃない！！！って思ったんです。

だって、ろ布の洗浄が大変なことを知っているから、それを何とかしたいという想いで設備投資したRCS。お客様からすると、今まで重労働だったのに、箱詰めして送るだけできれいになって帰ってくるなんて、夢のようじゃないですか。

DIANO SHIELDも、タンクを入れ替えられないと困っているお客様にとっては、塗装で補修ができるなんて夢のようじゃないですか。

今まで手動だった五右衛門が、自動化されるなんて夢のようじゃないですか？？？

 

って、私がここ４～５年で進めてきた新しいディンクの商品、サービスは、全てお客様にとっては自分では実現できないちょっとした夢をかなえられるものでした。

ということで、ディンクのミッションは

「自分では実現できない夢をディンクの仲間とかなえよう！」

です。これはお客様に限らず、社員もそうです。それから社員の家族もそうです。ディンクという会社にかかわるすべての人が「こんな夢をかなえたい」と思った時に、ディンクの仲間と一緒にかなえることができる、そんな会社になりたいと思います。

 

やっと経営理念のうちのミッションとフィロソフィーが揃いました。

さて、次はなんだ？！