新年あけましておめでとうございます！

社長の礒部です。

2025年が始まりました。そしてあっという間に1月も半分が過ぎようとしています。

 

改めて、新年あけましておめでとうございます。

毎月1回のブログを自分への決まり事にしていましたが・・・サボり出して半年程が経ちます。

言い訳になりますが、この半年は本当に大変な半年でした。

会社は業績が落ちて踏ん張ってその時には何とかなっても、次に業績が上がっていく時に倒産する、なんていう話を聞いたことはあったのですが、それを実感した半年でした。

 

大きな仕事が目の前にあるのに、その準備の為の資金が足りない。

何とか工事を完了させても、お客様からの入金はまだ来月なのに、仕入れの支払いは今月末。

銀行さんは、どんなに仕事があって、それが一部上場企業との取引であっても、過去の業績が悪く、資産状況が悪い会社には資金提供はしてくれない。

社長に就任して、初めて資金繰りに奔走し、仕入れ先様に支払いの先延ばしをお願いし、自分の持つ資産を全て担保に入れ、役員報酬を下げて、何とか乗り切りました。

ありがたいことに、新規の信用金庫さんが一時的な資金の融資を申し出てくださり、日本政策金融公庫さんのサポートもあり、今は資金的には落ち着いてきました。

 

その新規でサポートしてくださった信用金庫さんに「これほどきちんと経営計画を立てていらっしゃるのであれば、もしかすると資金の融資ができるかもしれません」というお話をいただいて、実際に短期資金の融資を実行していただきました。

経営計画を初めて策定してから7年。

毎年毎年、本当に苦しみながら経営計画を立てて、発表会を実施していますが、そのひとつの価値を認めてもらったような気がして、今まで努力してよかった！と本当に心から過去の自分の頑張りを褒めてあげたいと思いました。

その時にはどういうメリットがあるのか、将来的に今やっていることがどこまで利益を出せるのか分からないですが、積み重ねることでしか得られない信用や会社への信頼などは山のようにあります。

今の私や今のディンクがあるのは「いい会社にしたい」「楽しく仕事をしたい」「社員さんたちを幸せにしたい」と思った私がいたからで、そのための努力をやり続けてきた私がいたからで、その変化の途中のそれぞれのタイミングに必要な人たちがいたからで、過去の自分を含め、私が「いい会社」を目指した時から、私とディンクに関わって下さった全ての方に感謝したいと思います。

いい思いをされた方ばかりではないとは分かっています。

私の言動に辛い思いをした方もいらっしゃることも分かっています。

そういう方々には私の感謝は届かないかもしれませんが、ただただ「ありがとう」と伝えたいです。

 

さて、会社も新たなメンバーが加わり、少しずつ助け合いながら気持ちよく働ける環境になってきているように思います。

障害者の方も一緒に働いていますが、それがまた、会社のシステムや作業を改善する為のちょうどいい課題を提供してくれている感じで、全ての人がさらに働きやすくなるように、社内の人からの発信でいろんなことの改善が進んでいる気がします。

 

新しく展開している事業も少しずつ業績が上がり始め、安定的な経営に向けて、貢献できそうなレベルに上がりつつあります。

特にRCS事業は、今までのダンボール業界以外の企業様から数多くのお問い合わせをいただくようになり、その中で排水処理に関する情報提供をすることで新たな展開も始まりそうな気配がしています。

大手企業様からの問い合わせも断続的にあり、テストクリーニングをさせていただいたお客様については、ほとんど受注につながっているようです。

今後は、クリーニングに使用した後の水に汚染物質（例えばフッ素とか重金属）などが含まれる可能性がある業種からのクリーニングをどうやって受けるのか、その場合に排出される洗浄水をどのように排水処理をしていけばいいのかなど、もうひとつレベルを上げて、さらにお仕事の幅を広げていけるような対策を進める必要があると思います。

でも私たちのメインの仕事は排水処理。

できないことはないと思っています。

二つの事業が相乗効果を生む、とても面白いビジネスモデルだと思っています。

またこのクリーニングとは別の新商品「プレフィルター」も、テスト的に使用していただいてるお客様からはとても好評で、今年からはこの商品を本格的に販売していきたいと思います。

どちらも排水処理や製造過程で問題になる「ろ布」の目詰まりトラブルの改善に役立つ商品であり、SDG‘sに貢献、社員の労働環境改善につながる、いい商品だと自負しています。

そのほかにも新しい薬品も製造・販売する仕事も増えてきており、いろんな方面に新しい事業の種が芽吹いています。

そして今のディンクのメンバーは、そういう新しい事業に関わることを楽しいと思い、前向きに売り込もう！という思いに溢れているので、これらの新規事業の売り上げアップが本当に楽しみです。

 

排水処理では「自動化」商品がとても好調です。

ただ、私が忙しくなっているひとつの理由が、この「自動化」です。

自動化の排水処理は、センサー類も今までの排水処理に比べると非常に多く搭載されているため、電気工事の準備も施工も非常に手間がかかります。

同じサイズの排水処理を手がける場合、今までのタイプと自動タイプでは、施工だけでも倍程度の時間、人工がかかるような気がします。

制御も単にボタンやセレクトスイッチでの操作ではないため、お客様への引き渡し前の動作確認も、機器が動けばOKなのではなく、制御の確認だけでも3日がかりになります。

今、ディンクの設備の電気関連の責任者は社長である私になるため、大型の設備をお客様に納品する場合、施工と制御の確認を含めて、2週間から1ヶ月、その工事にかかりきりになってしまいます。

私の今後の課題の一つは、この電気周りの仕事を任せられる人材を育てること。

施工は業者に任せることも可能ですが、施工を業者に任せて監督するためには、それだけの知識と経験が必要になってきます。

ということは、電気工事士の資格を持っているから、とか他の会社で電気工事をしていたから、というだけでは、設備の電気工事の責任者になることはできないので、ここから数年かけて育てる必要があります。

数年経ったら・・・私は60歳の少し手前。

もう現場でバリバリ仕事する年齢ではなくなっているはずです。

（本人的には現場の仕事が大好きなので、それはそれでとても寂しくなるのですけれど）

ということは、早急にその対策を進めなくてはなりません。

 

課題は山積みです。

が、「よくなるための課題」であって「問題」ではないので、未来は明るいです！

多分、今年、ディンクはさらに飛躍の年になると思います。

大きく売り上げを上げて、利益も上げて、社員みんなで楽しいイベントを実施するのが今の私の目標です。

あー、楽しみです！

 

関係会社の皆さん、日本全国のお客様、本年もどうぞよろしくお願いいたします。