一日のおわり

こんにちは。名言を言わないスナフキンです。

 

大阪市内で友達と飲んだ夜に

一人で駅のほうへ向かって歩いていると、

酔っぱらってフラフラになったオーストラリア人男性に声を掛けられました。

 

 

かなり酔っぱらっているらしく、ろれつの回らない英語で話していたのでほとんど意味が分かりませんでしたが、

 

観光でここにやって来たであろうこの男性に

日本はいいところだと感じて帰ってほしい！

 

というちょっとした愛国心のもと

つたない英語とジェスチャーで会話を試みることにしました。

 

僕　　「帰る手段はありますか？」

 

男性　「ありません。財布と携帯とホテルのキーがなくなってしまいました。」

 

僕　　「いっしょに交番に相談しに行きましょう。」

 

男性　「行こう。」

 

僕　　「あなたの連れの友達はどこですか？」

 

男性　「友達の○○は亡くなってしまいました。」

 

ここで思わぬ地雷を踏んでしまい

男性が肩をふるわせて泣き出してしまいました、、

 

正確には分かりませんでしたが最近親友を失ってしまい、

それを紛らわすために大量のお酒を飲んだのだと思います。

 

いたたまれない気持ちで交番まで歩き

お水を買って渡してあげると

「ありがとうございます」と日本語でお礼を言ってくれました。

 

偶然声を掛けた日本人の親切で

少しは彼の傷が癒えたならいいなとおもいます。

僕がした事にも意味はあったと思いたいです。

 

彼にお別れの挨拶をして、

とりあえず終電がとっくに終わった駅の方面に歩きはじめました。